日本による植民地時代に日本軍に連行された韓国の慰安婦の物語を描いた映画「鬼郷」が、24日に公開されました。
映画「鬼郷」は、元慰安婦被害者のカン・イルチュル氏が美術心理治療のときに描いた「燃やされる処女たち」をモチーフに被害者らの証言や実話をもとに制作されたもので、1943年強制連行された14歳の少女、チョンミンの目からみた慰安婦被害者らの話を描いています。
映画「鬼郷」は、商業性が足りないなどの理由で出資先が見つからず、制作が困難とされましたが、およそ7万5000人の市民からの支援や俳優の無料出演などに支えられ、制作に取りかかってから14年ぶりに完成しました。
映画「鬼郷」は当初300の映画館での上映を目指していましたが、上映される映画館を増やすよう求める請願運動などを受け、24日、全国の340の映画館、500のスクリーンで公開されることになりました。
映画「鬼郷」は公開初日の24日、予約販売率27.2%となり、トップとなっています。