日本による植民地時代に活動し、「序詩」などの作品で日本でも知られている韓国の詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)氏の追悼行事が、21日午後、東京で開かれました。
東京・池袋の立教大学で開かれた追悼行事には、日本や韓国からおよそ300人が集まり、「序詩」、「手紙」、「春」など尹東柱氏の代表作9編が韓国語と日本語で朗読されたほか、故人の生涯や作品についての講演会が行われました。
尹東柱氏は、日本の植民地時代に詩人として活動し、民族への思いや平和を願う内容の詩を発表しましたが、日本に留学していた1943年7月に治安維持法違反の疑いで逮捕、福岡刑務所に収監され、1945年2月に27歳の若さで獄死しました。