政府は、韓国と北韓、それにロシアが進めていた「羅津(ナジン)・ハサン開発プロジェクト」の実施を見合わせる方針のもようです。
「羅津・ハサン開発プロジェクト」は、ロシアの石炭を鉄道でロシアのハサンから北韓の羅津まで運び、さらに羅津港から貨物船で韓国に運ぶ、韓国、北韓、ロシアによる複合物流事業で、政府は、このプロジェクトを、2010年に起きた韓国海軍の哨戒艦沈没事件を受けて北韓に対して取っている制裁の「5.24措置」の例外として認めていました。
これまで3回にわたって、モデル運送が行われていて、ことし上半期をめどに、本契約の締結を目指していました。
この事業について、政府は、契約締結に向けてロシアとの間で行っていた協議を見合わせる方針を決めたもようです。
10日に発表された、南北交流の「最後のとりで」と認識されてきた開城工業団地の稼動中止は、北韓に流れる資金を絶つ狙いがあるため、政府は、北韓に羅津港の使用料などを支払うことになるこのプロジェクトを進めることはできないと判断したものとみられています。