北韓が7日に発射した事実上の長距離ミサイルは、前回2012年12月の発射のものと形状、長さが一致し、1段目から3段目までのロケットがすべて正常に分離されたほか、北韓が「光明星4号」と称している衛星は軌道への進入には成功したことが確認されました。
韓国国防部のムン・サンギュン報道官は9日、北韓の事実上の長距離ミサイル発射をめぐる技術分析の結果を発表しました。
それによりますと、発射されたミサイルは、前回2012年12月の発射のものと形状、長さが一致し、1段目から3段目までのロケットがすべて正常に分離され、予定海域に落下したということです。
このうち1段目のロケットは、ほかの国によって回収されないよう北韓が意図的に爆破したものとみられ、ミサイル技術の進展度合いを隠す意図のようだと指摘しました。
こうしたことから韓国国防部は、今回のミサイルは、前回2012年12月に発射に成功した「デポドン2号」の改良型と類似しており、搭載された衛星の重量が前回の100キロから200キロに増えたほか、2度目の軌道進入に成功したことから、技術の安定度がさらに高まったと言えるとしています。
しかし大陸間弾道ミサイルの核心である弾頭を大気圏に再突入させる技術は、まだ確立していないとみられるうえ、衛星から発信されるはずの信号もまだ確認されていないとしています。
国家情報院は7日の国会報告で、北韓は今回の発射では大気圏再突入の実験を行わなかったと報告しています。
こうしたことから韓国軍関係者は、このミサイルが大気圏内に再突入した場合の射程能力は1万2000キロと推定されると話しており、警戒を強めています。