慰安婦を描いた映画「鬼郷」が、今月24日に公開される予定です。
公開に先立ち、監督のチョ・ジョンレさん(42)が4日、ソウルで行われた記者懇談会に臨みました。
この席でチョ監督は、「この映画は韓日間の政治問題ではなく、人権問題を描いている。この映画を通じて元慰安婦被害者の心の傷が少しでも癒されることを願う」とコメントしました。
映画「鬼郷」は、チョ・ジョンレ監督が2002年、ボランティア活動で元慰安婦被害者が共同で生活するソウル郊外の施設「ナヌムの家」を訪れたときに出会った元慰安婦被害者たちの証言をもとに制作されたもので、韓国内外の市民が、足りない制作費を集めるため、募金活動を行ったことが話題を呼んでいました。