北韓の核・ミサイルの脅威に対応するため、韓国軍はアメリカ軍との間で北韓のミサイル発射情報をリアルタイムで共有するチャンネルを整備するとともに、有事の際に先制打撃が可能な作戦概念を具体化させています。
韓国軍は最近、アメリカ軍との間で、北韓のミサイル発射情報をリアルタイムで共有するチャンネルを整備しました。これにより、アメリカ軍の偵察衛星から得られた北韓のミサイル関連情報が韓国軍に即時に伝わり、効率的な連合作戦が可能となりました。
また、韓国軍は、北韓が韓国に向けてミサイルを発射する兆候が検出された場合、韓米が先に北韓の核・ミサイル関連施設を攻撃する、いわゆる「4D作戦」の概念をより具体化させています。
「4D作戦」は、北韓のミサイル発射の兆候を衛星や無人偵察機で探知し、陸地と海上のレーダーで追跡し、パトリオットミサイルなどで迎撃することで、韓国軍の被害を最小限に抑えるというものです。
そのために、2020年代半ばまでに、核・ミサイル発射兆候を探知して先制攻撃する「キルチェーン」と、KAMD=韓国型ミサイル防衛システムを構築するとしています。
一方、多国間の弾道ミサイル防衛訓練である「ニンブルタイタン」が来月はじめ、アメリカ・バージニア州で実施されます。
仮想の敵国が弾道ミサイルで攻撃してくる状況を想定して2年ごとに行われている軍事演習で、韓国軍は2012年からアメリカ、日本、イギリス、オーストラリアなど20か国あまりとのミサイル防衛システムに関する情報の共有を目的に参加しています。