国外で違法賭博をしたことで波紋を呼んだ元阪神タイガーズの呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)が、大リーグのセントルイス・カージナルスに近く入団することになりそうです。
大リーグのホームページ「MLBドットコム」が11日、報じたところによりますと、呉昇桓選手は、カージナルスとの契約に合意し、メディカルテストで異常がなければ、直ちに契約を結ぶことになるということです。
年俸は、およそ300万ドルになるとみられます。
カージナルスは、ワールドシリーズで11回の優勝を果たした名門球団で、去年は100勝62敗で大リーグで最高勝率チームとなっています。
またカージナルスは、内野手の姜正浩(カン・ジョンホ)がプレーするピッツバーグ・パイレーツと同じナショナルリーグ中地区に属しています。呉昇桓は、おととし11月にマカオのカジノで賭博を行ったとして、去年末にソウル中央地検に賭博罪で略式起訴され、罰金の略式命令を受けていて、日本や韓国国内での活動が難しくなったことから、大リーグへの進出を積極的に進めていました。