韓国映画のアカデミー賞として知られる「大鐘賞」の授賞式が20日にソウルのKBSホールで行われ、観客動員数1426万人を突破し歴代2位のヒットを記録した『国際市場』が最優秀作品賞など10部門で受賞しました。
『国際市場』は、1950年6月に勃発した韓国戦争で父親と離れ離れになり、残った家族を守るために必死に頑張ったある少年の生涯を通して、温かい家族愛を描いた作品で、最優秀作品賞のほか、ユン・ジェギュン監督が監督賞、主演のファン・ジョンミンさんが主演男優賞、助演のオ・ダルスさんが助演男優賞を受賞しました。
この他、脚本賞や企画賞など、23部門のうち10部門での受賞となりました。
ところで、ことしの授賞式は主演男優賞と主演女優賞の候補9人全員が欠席する異例の事態となり、「大鐘賞」の公正さとあり方に疑問を唱える声が広がっています。