韓国を代表する女性画家として親しまれてきた千鏡子(チョン・ギョンジャ)さんが、2か月前にアメリカで亡くなっていたことがわかりました。
千鏡子さんの娘、イ・ヘソンさんが、韓国の日刊紙、朝鮮日報とのインタビューで明らかにしたものです。
それによりますと、千鏡子さんは、8月6日午前5時ごろにアメリカ・ニューヨークの自宅で息を引き取ったということです。
千鏡子さんは1924年に全羅南道(チョンラナムド)高興(コフン)で生まれ、日本留学を経て画家としての活動を始め、1970年代から華やかな色彩の人物画を披露し、韓国の代表的な女性画家として多くのファンから愛されてきました。
千鏡子さんは1998年、自身の作品をソウル市立美術館に寄贈したあと、アメリカにわたりましたが、2003年に脳出血で倒れ、活動を中止しています。