アメリカを訪れている韓民求(ハン・ミング)国防部長官とアメリカのカーター国防長官は15日、国防総省で会談し、KFX=韓国型戦闘機開発事業をめぐる主要技術移転問題などについて議論しました。
カーター長官は、韓国が求めていた先端技術の移転は難しいとの立場を示したということです。
会談で、韓民求長官は、アメリカ政府が技術移転を拒否した、アクティブ・フェーズド・アレー(AESA)レーダーなど、4項目の中心技術の移転について、決定を見直し、前向きに検討するよう求めました。
これに対し、カーター長官は、「技術移転は難しい」と答えたということです。
ただ、カーター長官は、「技術協力方法を共同で模索していく」と述べたということです。
また、会談で、両国は、KFX事業を含め、防衛技術協力の拡大に向けた韓米間の協議会を設置することや、サイバー・宇宙分野での協力を強化していくことで一致しました。
韓国軍は去年9月に、アメリカのロッキード・マーティン社から合わせて40機の次期戦闘機「F-35A」を7兆3400億ウォンで導入する契約を結んでいて、そのなかで、アメリカはアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダー、飛行制御、航空電子、武装など25件の技術資料などを韓国側に提供することになっていました。
ところが今年4月、アメリカ政府は、安全保障政策などを理由に、4件の中心技術の移転を許可せず、アメリカ側の技術移転を前提に開発中だったKFX事業に遅れが生ずる恐れが出ています。