今シーズンのプロ野球の観客数は736万人あまりで、マーズ=中東呼吸器症候群の感染拡大などの悪材料にもかかわらず、シーズン最多記録を更新しました。
KBO=韓国野球委員会が、発表したところによりますと、6日に行われた今シーズン・ペナントレースの最終戦までの合わせて720試合の累積観客数は、736万529人で、これまでの最多記録である2012年の715万6157人を塗り替えました。
韓国プロ野球は、ことしから10チーム制になっていて、チームあたり16試合ずつ、80試合と試合数が増えたため、当然の結果とも受け止められますが、ことし5月にマーズの感染が拡大し、1か月近く観客が急激に減ったことを考えると、驚きの伸びと言えます。
背景には、三星・ライオンズの李承燁(イ・スンヨプ)選手が韓国プロ野球史上初めてとなる個人通算400ホームランの記録を打ち立てたことや、ワイルドカードが導入され、最後まで激しい順位争いが続いたことなどがあるとみられます。
また、韓火・イーグルスが去年に比べて38%増の65万7385人の観客を集めたことも観客増につながったとみられます。韓火は今シーズン、ホームでの入場券の売り切れ回数が21回と、自らが2012年に記録した14回を、塗り替えています。