北韓が長距離ロケットの発射を示唆したのに続いて核実験の可能性を表明したことについて、韓国の専門家の間では、「アメリカなど国際社会を揺さぶるためのものではないか」とする見方が広がっています。
北韓は、来月10日の朝鮮労働党創建70周年を前に、14日と15日に相次いで、長距離ロケットの発射と核実験の可能性を示唆しました。
北韓はこうした内容を、対外宣伝用の「朝鮮中央通信」で伝え、労働党機関紙「労働新聞」をはじめ、北韓住民が接することのできる「朝鮮中央テレビ」や「朝鮮中央放送(ラジオ)」では一切報じていません。
これについて、東国大学北韓学科教授のキム・ヨンヒョンさんは16日、「アメリカや中国など国際社会に対するメッセージとみるべきだ」と指摘し、「アメリカが対話の姿勢を示せば、状況は一転する可能性もある」とする見解を示しました。
また韓国統一部の報道官も16日の定例会見で、「北韓が実際に行動に出るかどうかを判断するのは困難だ」として、政府として慎重に見守る姿勢を示しました。