韓米両国が、有事の際に適用する新たな作戦計画をまとめ、今年6月に署名していたことが27日、分かりました。
韓国軍関係者が明らかにしたものです。
それによりますと、新しい作戦計画は、北韓が核やミサイル、生物化学兵器などで攻撃を仕かけてくる兆候が捉えられた場合、北韓の攻撃と同時に反撃する「先制打撃」の概念が適用されたもようです。
従来の作戦計画は、1974年に策定されたもので、北韓が攻めて来た場合、いったん後退したあと、戦列を整備し、反撃する概念となっていましたが、過去40年間、北韓が3回にわたる核実験を行ったほか、生物化学兵器や長距離ミサイルなど大量破壊兵器を開発するなど、韓半島の状況が大きく変化し、従来の作戦計画では対応が難しくなっていました。
そのため、韓米両国は、2010年から、新たな作戦計画の策定に取り組んできていて、今年6月に署名したものです。
軍の関係者は、「最近、北韓は、核やミサイルを開発するなど攻撃力が大幅に増強した。攻撃を受けてから反撃する場合、あまりにも被害が大きく、北の攻撃力を最短期間に無力化する概念に変わった」と説明しています。
新しい作戦計画は、17日から行われている韓米の定例合同軍事演習、「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」にも適用されたもようです。