日本による植民地支配からの解放を祝う8月15日「光復節」の記念式典が15日、ソウルの世宗文化会館で行われ、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、演説の中で、安倍首相の戦後70年談話について、「残念な部分が少なくない」としながらも一定の評価を示しました。
光復70年を祝う式典は、15日午前、ソウル市の世宗文化会館で開かれ、市民団体の代表をはじめ、国会議員や各国の大使らおよそ3000人が参加し、はじめに朴槿恵大統領が演説しました。
この中で、朴大統領は、「侵略と植民地支配がアジアの国々の国民に損害と苦痛を与えたことに対する謝罪と反省を根幹とした歴代内閣の立場が揺るぎないことを国際社会に明確に示した点に注目する」と述べ、実際の行動で示すよう促しました。
そのうえで、朴大統領は韓日間で最大の懸案となっている旧日本軍慰安婦問題について、「日本政府が速やかに解決することを望む」と語りました。
さらに今後の韓日関係については、「正しい歴史認識を土台に、両国が新しい未来に向けてともに進むべき時だ」と強調しました。
これについて、韓日関係専門家の国民大学日本研究所長のイ・ウォンドク教授は、聨合ニュースに対して、「日本との関係正常化を見据えた強い忍耐と情熱が示された」と評価しました。
また、朴槿恵大統領は、北韓問題についても触れ、非武装地帯での北韓の地雷による挑発について、「いかなる挑発にも断固として対抗する」と述べるとともに、「真の光復は、民族の統一で完成される」として、「南と北は、過去の傷を癒し、未来に向けてともに進む必要がある」と強調し、北韓に対して、核開発を中止し、軍事的緊張緩和と信頼構築の道を選ぶよう求めました。