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ゴルフのペ・サンムン 軍入隊延期の訴訟で敗訴

Write: 2015-07-23 10:31:46Update: 2015-07-23 10:31:46

ゴルフのペ・サンムン 軍入隊延期の訴訟で敗訴

アメリカ男子プロゴルフツアーで活動している韓国のペ・サンムン選手(28)が徴兵による軍入隊を延期するために大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)地方兵務庁を相手取って起こしていた行政訴訟で、敗訴しました。
大邱地方裁判所は22日、「すべての入隊対象者の夢は、能力の優劣にかかわらず、その個々人にとっては大切だ。優秀なスポーツ選手で、入隊による金銭的な損失がほかの人に比べて多いからといって、兵役の義務を果たす時期を自由に調整できるように許すのは、平等の原則に反する」としたうえで、ペ・サンムン選手は、入隊を延期するための「国外旅行期間延長」の条件を満たしていないとして、原告敗訴としました。
またペ選手が、オリンピックへの参加を理由に挙げていたことについては、「過度な優遇措置となる」という判断を示しました。
これに対して、ペ選手は、「裁判所の判決を尊重し、謙虚に受け止める。早い時期に帰国し、兵役の義務を果たす」と伝え、控訴しない意向を明らかにしました。
ペ・サンムン選手は、おととし1月にアメリカの永住権を取得し、アメリカプロゴルフツアーで活動してきましたが、徴兵による軍入隊を延期するため、当局に国外旅行期間の延長を求めていました。
しかし、ペ選手は去年、韓国国内のゴルフ大会への出場や大学院への進学などで国内に133日間続けて滞在していたため、兵務庁は、1年に合わせて6か月以上国内に滞在する場合や、3か月以上続けて国内に滞在する場合、国内に居住していると見なし、国外旅行許可を取り消すよう定めている規定にもとづいて、ペ選手の国外旅行期間延長の要請を許可していませんでした。
これに対して、ペ選手は、ゴルフ選手として国内の大会に出場するなど、特殊な事情のため国内に滞在したもので、実質的にはアメリカに居住している「国外居住者」として認めてほしいと、ことし1月、行政訴訟を起こしていました。

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