韓国で軍入隊待機者が急増していることを受けて、国防部は、身体検査の基準を強化し、肥満な人は、現役兵ではなく、補充役に就かせる案を検討していると、国防部の関係者が15日に明らかにしました。
韓国の男性は、満18歳で徴兵検査の対象となり、満19歳までに身体検査を受けます。身体検査で、現役や補充役の判定を受けると、30歳の誕生日までに入隊しなければなりません。
現役判定を受けて入隊を希望している人で、まだ入隊できていない人は、現在、およそ5万2000人に上っており、このままなんらかの措置を講じなければ、2022年までに21万3000人に増える見通しとなっています。
こうしたことから、国防部は、身体検査の基準を強化し、肥満な人は、現役兵ではなく、公的機関などで社会福祉や行政業務の支援を行う公益勤務要員などの補充役に就かせる案を検討しているということです。
国防部は、身体検査の基準を強化することで、現役入隊者をおよそ3000人減らすことができるとみています。
ただ、身体検査の基準の強化は、兵役逃れにつながるおそれがあることから、基準から外れるために故意に体重を増やす行為を防ぐため、過体重の人については補充役の判定を出しても一定期間観察し、再検査を受けさせる方向で検討しています。
国防部は、また、軍入隊待機者問題を解消するため、今年、9300人を追加入隊させることにしています。
来年の兵役志願者は31万6000人で、軍で必要とする現役兵を2万4000人上回っています。