世界の大学生のスポーツの祭典、第28回ユニバーシアード大会が3日、韓国南西部の光州市で開幕し、12日間の熱戦に入りました。
大会には149の国と地域からおよそ1万3000人の選手団が参加し、3日夕方から光州ワールドカップ競技場で4万人あまりの観衆が見守る中、「若者が未来の光」というテーマで開会式が行われました。
朴槿恵(パククネ)大統領が開会を宣言し、各国選手団が次々に入場しました。
注目の聖火リレー最終ランナーは、1993年ユニバーシアードで韓国チームを銀メダルに導き、翌94年にロサンゼルス・ドジャースに入団した韓国人初のメジャーリーガー、朴贊浩(パク・チャンホ)元投手(41)と、光州出身のロンドンオリンピック金メダリスト、体操の梁鶴善(ヤン・ハクソン)選手(22)が務め、観衆から大きな拍手と声援が送られました。
大会は14日まで行われ、陸上、水泳など、21の競技でメダルが争われます。韓国は今大会21すべての競技に過去最大の516人の選手団が出場し、金メダル25個以上、総合3位を目指しています。
ところで、今回の光州ユニバーシアード大会は、全部で37の競技場でメダル争いが行われますが、このうち、新たに競技場を建設したのは、体操、競泳、アーチエリーの3競技だけです。組織委員会は、競技場を隣接する全羅南道や全羅北道、忠清北道で分散開催することによって、政府が承認した予算8100億ウォンのうち、およそ4分の1にあたる2000億ウォンを節約しています。