朴槿恵大統領が、マーズ=中東呼吸器症候群の感染拡大への対応のため、14日から予定されていたアメリカ訪問を延期する方針を決めたことを受けて、与野党は朴大統領の決断を評価する立場を示しました。
朴大統領は今月16日にアメリカ入りし、オバマ大統領と会談する予定でしたが、韓国で感染が広がっているマーズを早期に終息させ、国民の安全を守るためとして、10日、アメリカ側に理解を求め、訪問延期を連絡しました。
これについて、与党セヌリ党の報道担当者は記者会見で、「国民を優先した決断だ」と評価し、尊重する立場を示しました。
そして「大統領が重大な決断を下しただけに、マーズの感染拡大を防ぐために総力を傾けなければならない。一方で外交的な損失が生じないようにアメリカとの調整に最善を尽くすべきだ」とコメントしました。
野党の新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表も、「マーズの感染が広がっている状況を考えると、正しい決断だと思う」と評価しました。
朴大統領のアメリカ訪問については、「安倍首相がすでにアメリカを訪れているほか、中国の習近平国家主も近く訪問する予定であることから、時期的には適していたとみている」と述べました。