南北の間を徒歩で通る運動をしている海外の女性平和運動団体「ウィメン・クロスDMZ」の名誉委員長で、アメリカの女性運動家のグロリア・スタイナムさん(81)は、25日、ソウル市庁で開かれた「国際女性平和会議」で演説し、「非武装地帯を徒歩で縦断するイベントは、南北統一の可能性のシンボルだ」と述べました。
日本からの独立70周年を記念して南北を隔てる非武装地帯を歩いて縦断するイベントを進めた、海外の女性平和運動団体「ウィメン・クロス DMZ(Women Cross DMZ、WCD)」の参加者およそ30人は、24日午後、北韓側から鉄道の京義線を利用して軍事境界線を越え韓国側に到着しました。
参加者たちは当初、板門店を経由して韓国入りする計画でしたが、安全の問題などを考慮した韓国政府の勧めで、京義線で軍事境界線を越えました。
「ウィメン・クロスDMZ」の名誉委員長、グロリア・スタイナムさんは、ソウルでの国際女性平和会議での演説で、「非武装地帯を徒歩で縦断するイベントは、南北統一の可能性のシンボルだ」と述べ、世界平和に向けた女性の果たすべき役割の重要性を強調しました。
また会議に出席した朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は、「悲しみが川になり、苦痛が海となったこの地に、ウィメン・クロスDMZの皆さんの偉大な足取りが平和の礎となった」として深い感謝の意を伝えました。
「ウィメン・クロスDMZ」の参加者らは、先週19日に北韓の平壌(ピョンヤン)を訪れ、北韓の女性らと「韓半島統一と平和のための行事」を行った後、24日に軍事境界線を越えて陸路、韓国側に入っており、26日に解散して帰国の途につきます。