2010年バンクーバー冬季オリンピック女子フィギュアスケート金メダリストで、2018平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックの広報大使を務めるキム・ヨナ（25）さんが、あまり人気のない冬季種目に対する関心を呼びかけました。
キム・ヨナさんは、7日、ソウルで開かれた平昌冬季オリンピックに関する国際スポーツメディアフォーラムで、「平昌オリンピックを契機に韓国の冬のスポーツの裾野は大きく広がったが、国民的な関心は、いくつかの人気種目だけに集中しているのが現状」と指摘し、「不人気の冬季種目に対して国民の関心が集まってこそ、オリンピックが成功可能となる」と述べました。
キム・ヨナさんはそのうえで、「今からでも冬のスポーツに対してもっと多くの関心と愛情を持たなければならない」と強調しました。
同じくフォーラムに出席した、IOC＝国際オリンピック委員会のゲルハルト・ ハイベルク委員は、「オリンピックが盛り上がるためには、開催国の健闘が重要だ。韓国は、弱い種目の選手を育成し、メダル獲得を目指さなければならない」と述べました。
政府を代表して出席したキム・ジョン文化体育観光部次官は、「冬季オリンピックは、韓国を世界に発信する絶好の機会」だと強調し、多角的な支援を約束しました。