韓国の李明博(イ・ミョンバク)前政権の横領などの疑いで検察の捜査を受け、自殺した「京南(キョンナム)企業」の成完鍾(ソン・ワンジョン)前会長が、自殺直前に、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の次期大統領選挙出馬の可能性を意識して、李完九(イ・ワング)国務総理が自分に対する捜査を主導したと主張したことについて、潘基文事務総長は16日、「自分とはまったく関係がない」と述べました。
これは、潘基文事務総長が16日、記者に対して述べたものです。
このなかで、潘事務総長は、「メディアの報道を通じて内容は知っているが、自分とはまったく関係がない」としたうえで、「国内政治には関心がない。国連事務総長としての仕事が忙しく、そんな余力もない」と強調しました。
成完鍾前会長が普段から、潘事務総長と親しいことを周囲の人たちに話していたことや、忠清南道(チュンチョンナムド)出身の成完鍾前会長がつくった「忠清(チュンチョン)フォーラム」のイベントに忠清北道(チュンチョンブクド)出身の潘事務総長が頻繁に出席していたことなどから、政界では、「忠清フォーラム」が次期大統領選挙をめぐる、いわゆる「潘基文待望論」の震源地だとささやかれていました。
成完鍾前会長は、自殺直前の今月9日、韓国の日刊紙、京郷(キョンヒャン)新聞とのインタビューで、李完九国務総理が潘基文事務総長の次期大統領選挙出馬の可能性を意識し、自分に対する捜査を主導したと主張しています。