李明博(イ・ミョンバク)前政権の海外資源開発事業に絡み、横領などの疑いで検察の捜査を受け、自殺した建設会社「京南企業」の前会長、成完鍾(ソン・ワンジョン)氏(63)が残したメモに、現政権の秘書室長経験者全員を含む有力者8人に巨額の金を渡したことをうかがわせる表記があり、波紋が広がっています。
成氏は、検察の捜査に不満を訴え9日、自殺しました。
9日、ソウルの山の中で遺体で見つかった成氏の上着のポケットから、現政権の秘書室長経験者3人全員と、李完九(イ・ワング)国務総理、与党の有力政治家ら、合わせて8人の名前が書かれたメモが発見され、このうち6人は金額も記されていました。
8人はいずれも、2007年と2012年の大統領選挙の際、重要な役割を果たした人物です。
金品の授受については、8人全員が強く否定しています。
これと関連し、韓国の日刊紙「京郷新聞」は10日、自殺直前に電話取材に応じた成氏が、現政権の大統領秘書室長経験者二人の名前をあげ、金を渡したと語る肉声ファイルをネットに公開しました。
波紋が広がる中、金鎭太(キム・ジンテ)検察総長は10日、メモの作成経緯について調べるよう指示しました。