韓国政府は26日、中国が主導して創設を目指す新たな国際機関、AIIB=アジアインフラ投資銀行に参加することを決めました。
これは、政府が26日、明らかにしたものです。
それによりますと、政府は、AIIBへの参加方針を中国側に書簡で伝えており、すでに創設メンバーに決まっている国の同意を得れば韓国も創設メンバーとして参加することになるということです。
AIIBは、中国が主導して創設を目指す国際金融機関で、アジアの国々の大規模なインフラ整備を支援することになります。
アメリカが主導するADB=アジア開発銀行とその性格が似ていることから、アメリカは韓国の参加に難色を示していますが、韓国は、経済的利益や国際社会における役割などを考慮して、参加を決定したものとみられています。
また、イギリスやフランス、ドイツなどヨーロッパの主要先進国が参加を決めたことで、中国が独占的に運営する懸念が弱まったことも背景にあるものとみられています。
企画財政部は、「参加により、建設、通信、交通などのインフラ事業の経験が多い韓国企業の事業参加が拡大できる」と述べて期待を示すとともに、「AIIBは、韓国が設立時から参加する最初の国際金融機関となり、金融外交の影響力を増す上で重要な手段になる」と強調しました。
現在、創設メンバーとしての参加を表明した国は33か国で、6月末までに各国の出資比率などを決めることになっています。
AIIBの資本金規模は1000億ドルで、早ければことしの末に発足する見通しとなっています。