去年9月にドーピング検査で陽性となった韓国男子競泳の朴泰桓(パク・テファン)選手に対し、国際水泳連盟は23日、1年6か月間の出場停止処分を科すとともに、去年9月以降の成績を無効にすると発表しました。
朴泰桓選手は、去年秋の仁川(インチョン)アジア大会前に受けた検査で、筋肉増強作用のあるテストステロンに陽性反応を示しています。
出場停止処分は、検査を受けた去年9月3日から適用され、来年3月2日までとなり、来年8月に開かれるリオデジャネイロオリンピック開幕前に解かれることになりますが、大韓体育会の国家代表選抜規定では、ドーピングなどによって懲戒処分を受けた選手で、懲戒が終わった日から3年が経過していない選手は、国家代表選手になれないとしていて、リオデジャネイロオリンピック出場は不透明な状況となりました。
また、朴泰桓選手は、去年9月の仁川アジア大会で獲得したメダルをすべて剥奪されることになりました。