「天を仰ぎ」などの詩で日本でも知られている韓国の国民的詩人の尹東柱(ユン・ドンジュ)氏が亡くなってからことしでちょうど70年が経ちました。
尹東柱氏は韓国の国民的詩人として有名で、第二次世界大戦下の日本で治安維持法違反の嫌疑で逮捕され、1945年2月に27歳の若さで獄死しました。
70周忌を迎えて内外で多彩な追悼行事が開かれていますが、日本では今月5日から福岡、京都、東京の3都市で、尹東柱氏の遺品や親筆の遺稿などを見ることができる展示会が開かれています。
また、福岡県立大学名誉教授の西岡健治氏など10人が発起人として加わり、尹東柱氏の記念碑を建てる集いが16日に発足しました。
西岡健治氏らは1994年から福岡市で毎月尹東柱氏の詩の朗読会を開き、毎年尹東柱氏の命日の2月16日には尹東柱氏が獄死した福岡刑務所付近で追悼会を開いています。
ソウルでは、延世大学尹東柱記念事業会が大学構内で追悼式を行ないました。