韓国戦争の際、北韓に抑留された韓国軍捕虜の家族が、2006年、北韓を脱出する過程で韓国の在外公館に助けを求めたものの、中国公安によって北韓に強制送還された問題で、ソウル中央地方裁判所は、25日、韓国政府に3500万ウォンの賠償金を支払うよう命じました。
この問題は、北韓で死亡した韓国軍捕虜の家族3人が、2006年、北韓を脱出して中国に渡り、韓国の親戚と連絡を取って中国駐在の韓国総領事館に助けを求めましたが、韓国総領事館の敷地内に滞在できず、近くの宿泊施設に泊まっていたところ、中国公安に見つかって北韓に強制送還されたものです。
韓国の親戚はこれを受けて、韓国軍捕虜の家族の保護に注意を怠った責任があるとして、韓国政府を相手に損害賠償を求める訴訟を起こしました。
これに対し、ソウル中央地方裁判所は、25日、「韓国軍捕虜やその家族が韓国に戻るために保護や支援を求めた際、国は直ちにそれに応じる責任がある。しかし、適切な対応が行われず、強制送還されることになったため、韓国にいる家族が精神的な苦痛を受けたことは明白だ」として、韓国政府に3500万ウォンの賠償金の支払いを命じました。