韓国戦争を背景に家族愛を描いた韓国映画「国際市場(Ode to My Father)」が、アメリカでの公開10日目で、興行収入100万ドルを超えました。
この映画の投資配給会社のCJエンタテインメントが現地時間の20日に発表したところによりますと、「国際市場」はアメリカでの公開10日目となる18日、興行収入100万ドルを超えたうえ、週末のスクリーン当たりの平均興行収入はおよそ1万ドルとなり、北米全体で5位だったということです。
この映画は、23日からカリフォルニア州、オハイオ州、フロリダ州などの5つの映画館でも公開されます。
CJエンタテインメントの関係者は、「口コミによって2週目から観客が急激に増えている」と話しています。
映画「国際市場」は、1950年6月に勃発した韓国戦争で父親や妹と離れ離れになり、残った家族を守るために必死に頑張ったある少年の生涯を通して、温かい家族愛を描いています。
タイトルの「国際市場」は、韓国戦争当時、多くの避難民が集まって生計を立てるために働いた所で、映画の舞台にもなった釜山(プサン)に実在する国際市場にちなんだ題名です。