ソウル地方警察庁は21日、シリア国境に近いトルコ南部キリスで失踪した18歳の韓国人男性に対する中間捜査結果を発表し、男性が使用していたSNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどを確認した結果、拉致や強要ではなく、自らの意思でシリア国境地域に移動したものとみられるものの、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に参加かどうかは確認できていないとする見解を示しました。
この事件は、今月8日にトルコに入国した18歳の韓国人男性が、10日午前、 シリア国境に近いトルコ南部のキリスのホテルを出た後に連絡が取れなくなったもので、現地のメディアは、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に参加したと報道していました。
ソウル地方警察庁の国際犯罪捜査チームは、21日、記者会見し、拉致や強要ではなく、自らの意思でシリア国境地域に移動したものとみられるとする捜査結果を発表しました。
その根拠として、この男性が、去年10月、トルコ人が開設したツイッターのアカウントに数回にわたってイスラム国への参加方法について問い合わせていたこと、この一年間で500回以上もイスラム国に関連するキーワードを検索していたこと、キリスまでの旅行スケジュールを両親に偽っていたことなどをあげました。
ただ、警察は、この男性がイスラム国に参加したかどうかは確認できないとしています。
韓国の中東専門家は、この男性がイスラム国に参加した場合、実際の戦闘に参加する可能性は低く、SNSを利用して韓国人を含むアジアの若者を対象にした宣伝戦を行なう可能性が高いとする見方を示しました。