韓国のイム・グォンテク監督の新作映画「ファジャン」が、来月ドイツで開かれるベルリン国際映画祭の「批評家週間」に公式に招待されました。
映画制作会社が19日、発表したところによりますと、イム・グォンテク監督の新作映画「ファジャン」は、来月開かれるベルリン国際映画祭の「批評家週間」に公式に招待されたということです。
ことし初めて導入されるベルリン国際映画祭の「批評家週間」は、来月5日から15日までの映画祭の期間中開かれ、映画の上映後には、批評家と観客が作品について討論する場が設けられます。
映画選定委員会は、「イム・グォンテク監督は、これまでの方式に甘んじることなく、自身の102番目の作品でも色々なチャレンジをしている。『ファジャン』は、『老化』や『美しさ』に関する感動的ではあるが感傷的ではない映画で、複雑に絡み合っている回想シーンは、『死は終わり』ということを拒否しているようにみえる」と評価しています。
「ファジャン」は、病気で死んでいく妻と若い女性の間で葛藤する男の物語で、2004年に韓国でもっとも権威ある文学賞「李箱文学賞」を受賞した同名小説を映画化したものです。