北韓の体制を批判するビラを風船を使って北韓に飛ばす行動を主導してきた保守系の脱北者団体が、韓国政府の要請を受け入れ、当分の間、自粛する動きをみせています。
統一部は16日、局長級の当局者が15日に脱北者団体の代表と直接会って政府の立場を説明し、北韓の体制を批判するビラの散布について、慎重な判断を求めたことを明らかにしました。
これを受けて、今月5日に非公開で北韓にビラを散布した北韓同胞支援運動代表のイ・ミンボクさんは16日、「政府の立場を理解する」として、「当分の間、北韓へのビラ散布を自粛する」意向を明らかにしました。
また、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺を題材にしたアメリカのコメディー映画「ザ・インタビュー」のDVDを20日頃に風船で北韓に向けて飛ばすことを計画している自由北韓運動連合代表のパク・サンハクさんも16日、当分の間、計画を保留する方向で検討する姿勢を示しました。
北韓は、南北対話ムードを整えるためとして韓米合同軍事演習の中止と、ビラの散布を中止するよう要求しており、北韓の今後の対応に関心が寄せられています。