韓国の保守系団体による風船を使った北韓への空中ビラまきを、警察当局が阻止することは「適法だ」とする判断が、議政府(ウイジョンブ)地方裁判所によって示されました。
議政府地方裁判所は6日、北韓の体制を非難するビラを風船を使って空から北韓南部にまく行動を警察によって阻止されたことで精神的な苦痛を受けたとして、58歳の男性が国を相手取って5000万ウォンの損害賠償を求めていた訴訟で、原告の請求を棄却する判決を言い渡しました。
この中で裁判所は、「北韓が報復措置を取ると警告するなど、休戦ライン付近の住民の生命が脅かされており、こうした脅威に対応するため警察当局が風船によるビラまきを阻止したことは適法だ」と述べました。
北韓が強く反発している空中ビラまきについて、 韓国政府はこれまで、表現の自由を規制する法的根拠がないとする立場を堅持してきましたが、今回、議政府地方裁判所が、政府とは異なる判断を下したことで、今後の政府の対応が注目されます。