江原道の崔文洵(チェ・ムンスン)知事が、 2018年の平昌冬季オリンピックの一部の競技を北韓で開催する案を検討できると述べたことについて、平昌冬季オリンピック組織委員会は6日、「あり得ない」とする立場を示しました。
崔文洵知事は、IOC=国際オリンピック委員会が、コスト負担を減らすために、一部競技を開催都市以外で分散開催する改革案を承認したことを受けて、5日、「IOCなどと協議したうえで、一部の競技を北韓で開催する案を検討する必要がある」と述べました。
これに対して、平昌冬季オリンピック組織委員会は6日、記者会見し、「分散開催は実益がないうえ、混乱をもたらすだけだ」として、崔文洵知事の案を受け入れられないとする立場を明らかにしました。
組織委員会は16日に江陵で開かれるIOCへの報告会でもボブスレーなどそり競技の分散開催を受け入れられないとする立場を伝える方針です。