北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が元日の「新年の辞」で示した南北関係改善などの国政目標の貫徹を呼びかける大規模な集会が、6日、平壌(ピョンヤン)の金日成広場で開かれたと、朝鮮中央放送や朝鮮中央テレビなど北韓のメディアが伝えました。
集会には、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党書記らが出席しました。
金日成広場が市民で埋まっていることから、およそ10万人が参加したものとみられています。
この集会で金寿吉(キム・スギル)平壌市党責任書記は、「ことしを自主統一の大通路を開く一大転換の年として輝かせよう」と演説しました。
「新年の辞」の貫徹を呼びかける集会が平壌で開かれたことから、今後、北韓各地で同じような集会が相次いで開かれる見通しです。