法務部が請求した左派少数野党・統合進歩党の政党解散審判で、憲法裁判所は19日、党の解散を宣告し、所属する5人の議員に対し、全員議員職を剥奪する判断を示しました。
この問題は、統合進歩党の李石基(イ・ソクキ)国会議員が、韓国で北韓の思想を信奉する秘密組織を結成し、仲間とともに有事の際に重要施設を破壊する計画を立てたとして内乱陰謀罪などに問われたことを受けて、法務部が去年11月に統合進歩党の解散審判を請求したものです。
審判で、朴漢徹(パク・ハンチョル)憲法裁判所長は、「統合進歩党を解党する」とする判決文を読み上げ、「北韓と対峙している韓半島の状況を踏まえると、脅威がないとは言えない。実質的な害悪を及ぼす具体的な危険性があった」と述べました。
また、憲法裁判所は、統合進歩党に所属する議員5人について、「所属議員は、政党の理念を代弁する人であるだけに、議員職を失わせるべきだ」との判断を示しました。
解散には裁判官9人のうち6人以上の賛成が必要となりますが、今回の審判で統合進歩党の解散に反対した裁判官は1人で、残る8人全員が賛成しました。
韓国憲政史上、憲法裁判所の決定で政党が解散されるのは初めてです。
一方、内乱陰謀罪などに問われている李石基議員について、最高裁判所に当たる大法院は来月にも判決を言い渡すことにしています。