朴槿恵大統領は8日、ソウルで開かれた世界政策会議で基調演説し、「韓国政府は、北韓やロシア、そして中国との協力事業を通じてユーラシア・イニシアティブを具体化していく方針だ」と述べました。
続いて、「北東アジアを越えて、ユーラシアにまで交通やエネルギー網をつなぐことで、21世紀の国際社会の新たな成長エンジンを見出すだけでなく、長期的には、政治、安全保障での信頼を築いていく」と語りました。
これは、南北とロシアが進める物流協力事業のナジン・ハサン開発プロジェクトを、中国にまで広げ、それをきっかけに南北関係の改善を図ろうとしているものとみられます。
ナジン・ハサン開発プロジェクトの一環として、韓国は今月1日、ロシア産の石炭4万500トンを北韓を経由して、中国籍の貨物船で韓国の浦項(ポハン)港に運んでいて、政府は、このプロジェクトを、2010年に起きた韓国海軍の哨戒艦撃沈事件を受けて北韓に対して取っている制裁の「5.24措置」の例外として認めています。
朴大統領は、去年10月の「ユーラシア時代の国際協力カンファレンス」でも、北韓の核問題が改善すれば、南北とロシアの極東地域、中国の東北3省の協力に拡大していく。韓半島信頼プロセス、北東アジア平和協力構想、ユーラシアイニシアティブがうまく進められれば、韓半島に信頼と平和のルートが開かれる」と強調しています。