韓国とアメリカは、平和的原子力利用に関する韓米原子力協定の改定に向けた交渉で、主な争点について合意し、年内に最終的に署名することを目指すことで一致したもようです。
これは、複数の政府消息筋が29日に明らかにしたものです。
それによりますと、交渉で、両国は、使用済み核燃料の再処理について、アメリカの事前同意を得るよう求めるアメリカ側の要求を受け入れる一方で、韓国が必要とする研究分野においては、すでに事前同意を得たことにすることで合意したということです。
特に、現在、禁止されている使用済み核燃料棒の形状の変更を、研究用に限って認めていて、現在進められている核燃料再処理技術に関する両国の共同研究などが今後大きく進展すると期待されています。
また、韓米両国は、ウラン濃縮についても、アメリカからの事前の同意を得ることにする一方で、原子力発電所で使用する燃料の安定確保に向けて、協力を強化することで一致したということです。
韓米は、年内に最終的な署名を行なうことを目指していくとしています。
ただ、使用済み核燃料の再処理やウラン濃縮については、現在の協定では、使用済み核燃料の再処理はアメリカの事前同意を得るようになっていますが、ウラン濃縮については規定がなかったものが、改定案では、両方ともアメリカの事前同意を得るようになっていることから、韓国の権限が弱くなったと指摘する声も出ています。