来年1月1日からコメ市場が全面開放されるのに伴って、これまで市場開放を先送りしてきた見返りに義務的に輸入してきたコメを、北韓への援助に使うことができるようになる見通しです。
農林畜産食品部が19日に明らかにしたところによりますと、政府は、コメの関税率とコメ市場開放計画をWTO=世界貿易機関に提出する際、これまで市場開放を先送りしてきた見返りに義務的に輸入してきたコメについて、海外援助を禁止する規定を削除することにしたということです。
これまで、義務的に輸入したコメについては、韓国国内市場で販売するようになっていて、ほかの国に再輸出したり、海外援助用に使ったりすることは認められていませんでした。
このため2000年から2007年にかけて北韓にコメを援助した際、義務的に輸入した関税率5%の安いコメを使うことができずに韓国産のコメをあて、不足分については、海外からさらに輸入していました。来年からコメの輸入を自由化しても、年間40万8700トンの義務的輸入枠は残るため、これを北韓などへの援助に使おうというものです。
農林畜産食品部の関係者は、「コメを関税化し、コメ市場を全面開放することは、WTOの原則に復帰することになるため、農業協定にもとづく輸出や援助が可能になるものとみられる」と話しています。