大統領府青瓦台の金寬鎭(キム・クァンジン)国家安全保障室長が来月、中国を訪問するもようです。
外交部関係者によりますと、金室長は、11月に北京で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に先立って、10月に中国を訪問する方向で調整していて、外交担当の楊潔チ国務委員らと会談することになるということです。
会談では、アメリカの高高度防衛ミサイル「サード」の韓国配備が最大の議題になるものとみられています。
「サード」は、高度40キロから150キロの上空で相手のミサイルを迎撃するアメリカのミサイル防衛システムで、アメリカは、「サード」を韓国に配備する可能性を確認する現地調査をすでに終えていて、早ければ来月のSCM=韓米安全保障協議会の前にも、韓国に配備するかどうかを決定する可能性が大きいとされています。
「サード」が韓国に配備されれば、韓国としては、北韓に対する抑止力を高めることができますが、中国や北韓を刺激するおそれもあり、金室長は、今回の中国訪問で、「サード」の韓国配備の必要性を訴え、中国側に理解を求めるものとみられています。
中国は、これまで韓国駐留アメリカ軍のサード配備について、「地域の安定と戦略的バランスの面で利益にならない」として、反対の立場を明確に示しています。