4月に起きたセウォル号の沈没で、韓国の芸能活動が抑え気味になったにもかかわらず、大手芸能プロダクションの今年上半期の売り上げは、大幅に増えたことがわかりました。
韓国の金融情報会社「エフエヌガイド」が2日に発表したところによりますと、東方神起、少女時代などの人気アイドルグループが所属するSMエンターテインメントの今年上半期の売りげは1290億ウォンで、去年上半期に比べて21%増えました。
これは、韓国人8人と中国出身の3人からなる男性アイドルグループのEXO(エクソ)の2枚目のミニアルバムが、70万枚以上も売れたほか、韓国、中国、香港などでのコンサートが大成功したことが背景にあるものとみられます。
また、BIGBANG、2NE1などが所属するYGエンターテインメントの上半期の売り上げは、BIGBANGの日本ドームツアーが盛況だったことなどに支えられ、773億ウォンとなり、去年に比べて28%増えました。
さらに、2PMや2AMなどが所属するJYPエンターテインメントの上半期の売上高は165億ウォンとなり、去年に比べておよそ3倍に増えています。
芸能プロダクションの売り上げが拡大した背景には、各社が中国や東南アジアの市場で積極的なマーケティングを展開したことや、ビジネス領域の多角化などによって新たな収益源を生み出す努力が功を奏したものとみられています。