沈没事故の遺族への賠償問題や真相解明を定めるセウォル号特別法案の早期制定を求めて、先月14日からソウル市内で断食を続けてきた、犠牲者の高校生の父親は46日目となった28日、家族らの声に応えるかたちで断食を中断しました。
これは、遺族や弁護士らでつくる家族対策委員会が28日、記者会見して明らかにしたものです。
事故で犠牲となった高校生の父親、キム・ヨンオさんは、セウォル号特別法案の早期成立などを求めて、先月14日からソウルの光化門広場で断食しながら座り込みを続け、今月22日には健康状態を損ねて病院に入院しましたが、断食を続けて食事を拒否していました。
しかし、遺族や弁護士らでつくる家族対策委員会によりますと、キム・ヨンオさんは家族や遺族の要請を受けいれるかたちで断食を中断し、28日正午から軽い食事を取り始めたということです。
キムさんは、病院で記者らに対し、「体調がよくなったら、光化門に戻り、特別法案が制定されるまで、最後まで戦う」と語りました。
一方、キムさんの断食の中断を求めて、19日から光化門広場で断食し始めた最大野党・新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)議員も、断食を中断するものとみられています。
また、与党セヌリ党の院内指導部とセウォル号遺族の2回目の面談が27日午後、国会で行われましたが、意見の隔たりを埋めることができず、合意が得られないまま終わり、来月1日に再び会談することになりました。