「内乱陰謀」などの罪に問われている韓国の左派系少数野党の国会議員に対する控訴審裁判で、ソウル高等裁判所は、11日、内乱陰謀の罪については無罪とし、内乱先導と国家保安法違反の罪で懲役9年、資格停止7年に減刑する判決を言い渡しました。
この裁判は、左派系少数野党、統合進歩党の李石基(イ・ソッキ)議員ら7人が、北韓の思想を信奉して秘密組織を結成し、去年5月、有事の際に国の重要施設を破壊する計画を立てたなどとして、内乱陰謀、内乱扇動、国家保安法違反の罪で起訴されているものです。
今年2月の一審判決では、ほぼ検察側の主張どおり、懲役12年、資格停止10年の有罪判決が言い渡され、被告側が控訴していたものです。
これに対して、ソウル高等裁判所は、11日、内乱を謀る秘密組織の存在を証明することができず、また、内乱に向けた具体的な準備をしていたと認める証拠が不十分であるとして、 内乱陰謀罪については無罪とし、内乱扇動や国家保安法違反についてのみ有罪と認定し、懲役9年、資格停止7年に減刑する判決を言い渡しました。
この裁判に関連して、法務部は、去年11月、統合進歩党の解散審判を憲法裁判所に請求していて、控訴審で秘密組織の存在が認められなかったことから、政党解散審判にどのような影響が出るのか注目されます。