韓国の文化財返還運動の事務総長を務める慧門(ヘムン)僧侶が、日本の東京国立博物館に対して、韓国の王の墓から盗掘したとみられる文化財の返還を求める文書を送り、結果が注目されています。
返還を求めたのは、東京国立博物館が所蔵している、いわゆる『小倉コレクション』で、日本人の小倉武之助さんが1910年から1950年代に韓半島全域で収集した19世紀の朝鮮王室の貴重品1100点のうち、王の墓から何者かが盗掘したものとみられる34点についてです。
慧門(ヘムン)僧侶は、東京国立博物館が今月20日までに返還要求に応じなければ、29日に日本の裁判所に調停申請を出すとしています。