ことし4月から6月までの第2四半期に、アメリカドルに対するウォンの上げ幅が、G20=主要20カ国の中で最も大きかったことがわかりました。
韓国の中央銀行にあたる韓国銀行が17日に発表した資料によりますと、先月末の時点で、アメリカドル1ドルに対するウォンの為替レートは1011ウォン80銭で、1064ウォン70銭だった3月末に比べて52ウォン90銭のウォン高となり、ウォンが5.2%上がったことになります。
この上げ幅は、G20各国の通貨の中で最も大きく、次いでカナダドルが3.6%、ロシアのルーブル3.2%、イギリスのポンド2.7%、ブラジルのレアル2.7%の順でした。
ウォン高が進んだ背景には、経常収支の黒字基調が続いて、ウォン高への期待から外国人の証券投資資金が流入したことなどがあると分析されています。