ビールのことし上半期の輸入量が過去最大となり、輸入が輸出を上回りました。
関税庁が16日にまとめたところによりますと、1月から6月末までのことし上半期に韓国に輸入されたビールは5万3600トンで、500ミリリットル1瓶に換算するとおよそ1億600万本となり、去年の同じ時期に比べて29%増えました。
これは統計を取り始めた2000年以来、最大の量です。
一方、1月から6月までの韓国のビール輸出量は、去年の同じ時期に比べてほぼ横ばいの5万3500トンで、初めて輸出量が輸入量を下回りました。
また輸入の金額も5100万ドルと29%増えて過去最高となり、例年7~8月の輸入量が最も多いことから、今年1年間の輸入額は1億ドルを超えるものと予想されています。
輸入先をみますと、アサヒやサッポロなど日本製が最も多く、次いでオランダ、ドイツ、中国、アメリカの順となっています。
ビールの輸入が増えているのは、海外旅行先などで現地のビールに接する機会が増え、多様なビールに対する需要が拡大していることや、酒の味そのものを楽しむ飲酒文化が広がり始め、家庭用ビールの消費が増えていることなどが背景にあるものとみられています。