企画財政部は、国債発行を通じて財政拡大政策を進め、景気浮揚につなげる方針で、関心が寄せられています。
企画財政部が14日に明らかにしたところによりますと、近い時期に相当額の国債を発行し、それを財源に景気浮揚策を進めるということです。
複数の政府関係者は、国債発行を通じて補正予算を編成する可能性が高いとしていて、次期経済副総理兼企画財政長官に内定している崔炅煥（チェ・ギョンファン）氏が就任すれば、本格的な景気浮揚策を進めるものとみられます。
企画財政部の関係者は国債発行に関連して、「韓国は他の国々に比べて財政の健全性が保たれていて、さらに国債を発行しても大きな問題はない」としています。
韓国の場合、政府負債がGDP＝国内総生産に占める割合は、2013年に33.8％で、アメリカの104.3％、日本の224.6％など、主な先進国に比べて低い水準を維持しています。
また、OECD＝経済協力開発機構の加盟国平均の109.5％に比べても、低い水準です。
企画財政部の関係者は、今の時点では財政拡大などの景気浮揚策が必要で、景気がある程度回復したあと、歳入の拡大などを通じて財政健全性を回復するのが望ましいとの見方を示しました。