韓国と中国のFTA=自由貿易協定の締結に向けた交渉が、ほぼ2ヶ月ぶりに再開されます。
産業通商資源部が13日に明らかにしたところによりますと、韓国と中国は14日から18日にかけて韓国の大邱市で12回目の交渉を行うことになりました。
韓国と中国は2012年5月に交渉をスタートさせ、今年5月までに11回の実務者協議を行っています。
去年9月には、品目数の90%について関税を撤廃することで原則的に合意し、今年5月には、それぞれの品目の具体的な関税撤廃の時期などを盛り込んだ案を交換しています。
産業通商資源部の関係者は、今月初めの韓中首脳会談でFTA交渉の年内妥結を目指すことで合意していることから、今回の交渉では、かなりの進展が期待できるだろうとしています。
しかし韓国は中国からの農産物について、中国は韓国からの自動車や鉄鋼などについて、市場開放に消極的な姿勢を保っているため、交渉が大きく進展する可能性は低いとする見方もあります。