韓国で最も高いビルとなった、仁川(インチョン)市松島(ソンド)の「北東アジアトレードタワー」の竣工式が、10日、行われました。
竣工式には、劉正福(ユ・ジョンボク)仁川市長ら関係者が出席し、完成を祝いました。
北東アジアトレードタワーは、高さ305メートル、地上68階、地下3階、延べ床面積10万4400平方メートルの超高層ビルで、韓国とアメリカの合弁会社が仁川市松島の埋立地に4900億ウォンをかけて2007年から工事を進めましたが、資金不足で途中3回も工事が中断し、2011年にほぼ完成したあと、去年、大宇インターナショナルとポスコ建設が共同で買収しました。
このビルは、2011年に完成した釜山の海雲台ウイーブザゼニスの301メートルを抜いて韓国で一番高いビルとなりました。
らせん状をした外観のこのビルには、オフィス、ホテル、マンション、展望レストランなどが入っていますが、衛星航法装置のセンサーによって風など外部要因に対する安全性をリアルタイムでチェックすることができるほか、地上30階と60階に避難安全区域が設けられています。このうちのホテルは、ことし9月から10月にかけて開かれる仁川アジア大会の本部ホテルとして使用される予定です。