中国の習近平国家主席が韓国を訪問し、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対して、中国中心の政府間銀行、AIIB=アジアインフラ投資銀行への加盟を求めたことについて、アメリカの政府高官は7日、韓国の加盟は慎重でなければならないとの立場を表明しました。
これは、アメリカの国家安全保障会議のシドニー・サイラー韓半島担当補佐官が7日、韓国の聨合ニュースのインタビューに答えて述べたものです。
この中で、サイラー補佐官は、韓中両首脳が北韓の非核化原則について合意したことを評価する一方、中国が韓国に対して「アジアインフラ投資銀行」への加盟を要請したことについては、韓国に慎重に対応しなければならないとの立場を示しました。
また、サイラー補佐官は、インフラ投資や開発については、「世界銀行(WB)とアジア開発銀行(ADB)がすでに存在し、アジアインフラ投資銀行が基準を満たせるか疑問であり、多国間の開発機関と協力して、付加価値を生み出せるかどうか不透明だ」と強調しました。
アジアにおける投資を専門とする「アジアインフラ投資銀行」は、アメリカと日本が主導するアジア開発銀行(ABD)に対抗して、中国が中心となって設立を目指す銀行で、韓国は中国からの加盟の要請に対し、「政府内で検討し、論議を深めていきたい」との立場を伝えています。