ウォン高基調が続く中で、2日のソウル外為市場では、ドルに対するウォン相場が1ドル=1010ウォンを6年ぶりに割り込みました。
2日のソウル外為市場は、前の日より10銭ウォン安の1ドル=1011ウォン80銭で取引が始まりましたが、午前10時48分頃に、1ドル=1009ウォン70銭までウォン高が進みました。
ウォンは、その後、午前11時過ぎには、1ドル=1010ウォン台に回復しましたが、再び1ドル=1010ウォンを割り込み、結局、1ドル=1009ウォン20銭で取引を終えました。
ウォンが1ドル=1010ウォン台を割り込んだのは、2008年7月29日以来のほぼ6年ぶりです。
株式市場では、外国人投資家が4営業日連続で1日1000億ウォン以上を買い越し、ウォンの需要が増えていること、1日には大手造船社が海外で受注したニュースが伝わって、ウォン高に拍車をかけたものとみられています。
金融当局はこの日、口先介入に乗り出しましたが、アナリストは、ウォン安に転じるこれといった要因は見当たらないとしています。