韓国では内需の低迷による景気減速が懸念されるなか、今年1月から3月の第1四半期に、海外でクレジットカードを5000ドル以上利用した人が6万人を上回ていることがわかりました。
関税庁が先月30日に発表した資料によりますと、韓国では、今年の第1四半期に海外に出かけ、宿泊代や航空券などの旅行費用を除いた買い物に、5000ドル以上を使ったクレジットカードの利用者は6万人あまりで、支出総額はおよそ7億万ドルに上っているということです。
こうした高額利用者は、海外でのクレジットカード利用者のわずか1%に過ぎませんが、利用額は、全体の25%を占めていて、なかでも、5万ドル以上を利用した超高額利用者は、900人近くに上っていました。
韓国国内では消費支出の低迷が続くなか、一部の高所得者による海外での消費が大きく増えていることについて、経済専門家は、「ウォン高で海外旅行が増加したことによるもので、当面は海外での消費が増え続けると予想される」と話しています。